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Alice Boy's Pictures

Alice Boy's Pictures

-きらっと改革委員会・発展編-

2008/12/11 記

先日、NHKTVでとても興味深い番組が放送されていました。

【大阪発】こんな福祉番組が見たいねん!-きらっと改革委員会・発展編-
教育テレビ 12月6日(土) 午後8時~午後10時放送


楽天ブログで活躍されている方も2名参加されていました。

あ、この人だな。。。とすぐにわかりました。

興味深い番組でした。
ぶっちゃけた、本音の話が出てくるとわかっているのに、生放送で作ってしまうNHK大阪の大らかさ、骨太な製作者魂を垣間見た思いがして、爽快でした。

○いつも、しあわせな人ばかりを見せられてもなぁ。。。かなわんわ。。と言ったのは、重度の脳性まひがあり電動車いすを使用して、施設に入所しておられる初老の男性でした。

---障害者年金83000円のうち50000円以上が施設での生活費に必要なので、極力外出を控え、施設職員はとても忙しく働いいるのを知っているので、一日の大半を廊下で一人で過ごす---と言っておられました。
きらっと光って生きていける障害者ばかりじゃない!!!という気持ちをぶつけておられました。
私は、「きらっといきる」は1,2度しか見ていませんが、きらっと生きている障害者の番組はあるべきだと思います。
併せて、きらっと生きていけていない障害者についてのレポート番組も放送していくべきだと思いました。
とても大切なことだと思います。
現状を伝えてほしいです。


次男は、幸いにも体を自由に動かすことができます。
年金以外の収入を得られる人にしたいとずっと思ってきました。。
健康な余暇の過ごし方を企画、指導してくれる場所もほしいと思って来ました。
私が死んだ後も、両方を維持させたいです。



○かっこ悪いところ、うまくいかないところも見せてええのとちゃうの?  と言ったのも、やはり脳性まひの電動車イス使用の青年でした。

---それは、賛成ですが、ことさら、障害者も醜い心ももっているんだよ~~と強調することもないような気がします。強調しなくても、障害の前にそれぞれの性格があることは察しがつきます。

次男の場合は、人様に助けてもらうことが、次男がお役に立つことよりも圧倒的に多いので、次男には、気持よく人に助けてもらえる人であってほしいです。
次男くん、困ってるのと違うかしら???と気にかけてもられる人になってほしいです。

ですから、やっぱり、少しでも、次男のいいところを見せたいです。
現実を知っているからこそ、障害者のプラス面(けなげで、素直で、懸命で。。。)を強調していただけるのは、ありがたいです。



○何をしていても「がんばってるねぇ。」と言われるのは、不自然に感じる。。というようなことを言っておられた人もあったような。

---いいじゃん!!いい方に受け取ってもらえたら、とてもラッキーだよ。。。。と思いました。
ことさらに、納得いかない風に受け取る必要はないように思いましたが、受け取り方は、人それぞれですもんね。。


○障害者のための番組でありながら、障害者の目線に立っていない。。。と言っていたのは、視覚障害者の女性でした。。。。区役所が弱視の彼女に支援サービス業者のリストをわたしたのですが、それが、彼女には読みにくいし、自分で自分にあった業者を探せと言われても勝手がわかない。ガイドヘルパーを頼んだのだけれど、歩くのに疲れたから、車イスに座らせてと言い出せなくて困った。コーラスの発表会についてきてもらったガイドヘルパーさんに、イスに座ってくださいと言っていいのか、悪いのか、わからなかったとか。

---リストの件は、「視覚障害者とわかる自分に、普通のサイズの字の印刷物を渡すのは、あまりにも不親切です。拡大コピーしてください。」と区役所の職員に言えばいいことです。

ヘルパーさんの件も、利用者もヘルパーも、初対面は、ドキドキでしょ。どちらかが、「こう思うの。。。」と言わなければ伝わりません。

彼女の訴えは、番組に関係あるのかなぁ??????
福祉サービスを使いこなせない障害者もいる。。と言いたかったのかなぁ。。


それだけはっきり記者に文句を言うことができるあなたなら、言うべきは、NHKではないでしょ!   と思いました。



○番組で、「きらっといきる」障害者ばかりを放送するから、明るい障害者、前向きな障害者であることを求められて、無理に演じて、「うつ」になりました。という意見が寄せられたそうです。

う~~~ん。なんだかなぁ。。。他者のせいにしていいの???





意欲的な番組でしたが、見終わって、「あ~~~、自分で自分の意見を言える障害者、っていいなぁ。。。知的障害者はそれができないものなぁ。。。」と感じたのが一番大きな感想です。

もし、次男が、私に、「お母さん、もう、頑張らせんとってよ~~。僕、本当はがんばるのん、いややねん。」と言ったら、「あら~~、そうやったの。じゃ、やめよ。」と言います。


そうでない限りは、頑張らせると思います。

いや、やっぱり、次男がそういったら、

「がんばるのを止めたら、誰も助けてくれないと思うよ。」


と脅すでしょうね。
1回はね。



「がんばるお母さんがいるから、頑張れないお母さんが追い詰められるのよ。」と言われることもありますが、私は、「ごめんなさい。」とは言わないです。

お互いのスタイルで過ごしましょう。

私に、シンドイことがないわけじゃない。
どちらかと言えば、山盛りあるけれど、私は私。
あなたは、あなた。



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